「ウサギの島」として知られる広島県竹原市の大久野島でウサギ1匹を蹴ったとして、動物愛護法違反の疑いで現行犯逮捕された大津市の会社員堀田陸容疑者(25)が「何回か同じようなことをした」と話していることが23日、県警竹原署への取材で分かった。昨年11月から多くのウサギが不自然な状態で死んでいるのが確認されており、署は関連を慎重に調べている。
署によると、容疑者は調べに「ウサギがかわいいと思う半面、いじめたらどんなリアクションをするのか気になった」と話し、昨年10月下旬以降に同様の行為を繰り返したと説明している。今月21日に目撃者がその場で取り押さえ、署員に引き渡した。署は23日、送検した。
環境省中国四国地方環境事務所や署によると、昨年11月26日から今月12日にかけ、計77匹のウサギが骨折やけがなど不自然な状態で死んでいるのが断続的に確認された。