日本酒「獺祭」で知られる旭酒造(山口県岩国市)は23日、社名を6月1日に「獺祭」に変更すると発表した。米国に酒蔵を建設するなど海外展開を加速しており、社名と商品名を統一して海外で知名度向上を図る。
旭酒造は現在、獺祭ブランドの商品のみを展開している。2024年9月期は売上高ベースで約45%を輸出するか、免税品店で販売した。桜井一宏社長は東京都内で開いた発表会で「社名を変えて世界に挑んでいく」と述べた。
旭酒造は1948年創業。90年に獺祭の販売を開始し、2023年には米ニューヨーク州に酒蔵を建設した。