日本高野連は23日、大阪市内で理事会を開き、投手の障害予防を目的とした「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする制限を今春から正式に導入することを決めた。20年からの試行期間を終え、整形外科医らで構成する「検証ワーキンググループ」の報告を受けて判断した。
投球数制限は、日本高野連と都道府県高野連が主催する公式戦と明治神宮大会、国民スポーツ大会が対象。罰則規定はない。
ワーキンググループは甲子園大会での投手の投球数が、肩や肘の痛みの発生に与える影響を検証。制限の試行導入後は痛みの発症確率が導入前の0.91倍となったことなどを確認した。