米映画芸術科学アカデミーは23日、第97回アカデミー賞各賞の候補作を発表し、長編ドキュメンタリー映画賞部門にジャーナリストの伊藤詩織さん(35)が自らの性被害をテーマに監督した「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」が選ばれた。
製作会社によると、日本人監督の作品が同部門にノミネートされるのは初めて。同作は、元TBS記者から受けた性暴力を告発していく過程を記録した。伊藤さんの元代理人弁護士らが防犯カメラ映像の目的外使用などを問題視しており、国内での公開は決まっていない。
受賞作の発表・授賞式は3月2日(日本時間3日)にロサンゼルスで行われる。(共同)