JR四国が人手不足の解消を目的に、4月から全ての運転士と車掌を対象に1日当たりの平均勤務時間を20分短縮する方針を固めたことが24日、分かった。賃金は変わらないため、実質的な賃上げになる。関係者が明らかにした。
労働環境を改善するため、約800人いる全ての運転士と車掌の1日の平均労働時間を「7時間35分」から「7時間15分」へと短縮する。
JR四国によると、最低2年の車掌経験を必要とする運転士の養成期間中に離職する人が多く、現場の人手不足は深刻という。
2019年ごろを境に採用数を増やした一方、23年度後半から働き手の確保が一層難しくなり、3月ダイヤ改正で計23本の列車を削減する。