石川県穴水町の県立穴水高校で24日、能登地方を産地とする高級シイタケ「のとてまり」の収穫があった。同校では2012年から毎年、のとてまりを栽培。能登半島地震や豪雨で生産農家が減る中、生徒はシイタケの栽培・収穫を通じて農家の苦労を学んでいた。
「奥能登原木しいたけ活性化協議会」によると、のとてまりは奥能登地域で生産されるシイタケの中で傘8センチ以上、厚さ3センチ以上の基準を満たした高級品。地震や豪雨で栽培するビニールハウスに土砂が流入するなどし、元々100人ほどいたシイタケ生産者は6割に減った。