成田国際空港会社(NAA)と国、千葉県、空港周辺の同県内9市町は24日、空港の年間発着数の上限を巡る協議会を県庁で開いた。インバウンド(訪日客)による航空需要の高まりを踏まえ、10月26日以降、現状の30万回から34万回へ拡大することで合意した。
空港周辺に国際的な産業拠点を整備して地域振興につなげるための組織を、4月に立ち上げることも決まった。
NAAによると、年間発着数は2023年度で約21万9千回だったが、26年度には30万回を超える需要が生じる見通し。現時点で34万回までは受け入れる余地があるという。