秋田県鹿角市職員の3割弱が関厚市長からのパワハラを受けたり見たりしたとアンケートに答えた問題で、弁護士3人でつくる第三者調査委員会は24日、暴言など12件をパワハラに認定する報告書を公表した。関氏は取材に「真摯に受け止め反省したい。減給も含め責任の取り方を考えている」と陳謝する一方、辞任は否定した。
報告書によると、関氏は複数の職員に対し、予算案の査定の場で「おまえの退職金をなくしてやる」と述べたり、部長会議で机をたたき強く叱責したりした。また市議会の一般質問検討会後、職員を市長室に呼び出し「霞が関では誰かが責任を感じてJRに飛び込んだり、ビルの上から飛び降りたりする」と発言した。