【ニューデリー共同】インド政府は25日、自動車大手スズキ(本社・浜松市)を長年率い、昨年12月に94歳で死去した鈴木修さんに、卓越した貢献をたたえる国家勲章「パドマ・ビブシャン」を授与すると発表した。
鈴木さんはスズキの経営トップを40年以上務め、日本の代表的自動車メーカーに育てたカリスマ経営者。1983年、自動車がほとんど普及していなかったインドで生産を始めた。現在の子会社マルチ・スズキはインド自動車最大手に成長し、乗用車販売台数のシェアで4割を占める。
同勲章はインドで民間人に与えられるものとしては2番目に高く、鈴木氏ら故人3人を含む7人が選ばれた。