【ワシントン共同】トランプ米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏（44）は25日、ホワイトハウスに隣接するアイゼンハワー行政府ビルで宣誓し、就任した。「戦士の精神を取り戻し、軍を再建し、抑止力を再構築する。戦争はしたくないが、必要であれば圧倒的な武力を用いて敵を倒す」と述べ、米軍の改革を表明した。
ヘグセス氏は声明で「インド太平洋における中国の武力行使を抑止するため同盟国と取り組む」と強調した。イラクやアフガニスタンに派遣された元軍人だが、大きな組織を率いた経験はない。性的暴行や業務中の過剰飲酒の疑惑もあり、国防総省トップとしての資質が疑問視されている。