自動車の世界ラリー選手権(WRC)のコースに、車で進入したとして逮捕された会社員須田真吾容疑者(42)=愛知県東海市=が「知人に会いに行くために入った」と供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。「競技を邪魔するつもりはなかった」などと容疑を否認している。岐阜県警は進入の詳しい経緯を調べている。
須田容疑者は昨年11月、WRCの「ラリー・ジャパン」第3日で、岐阜県恵那市山岡町上手向の一般の道路を使ったコースにワゴン車で進入し、逆走するなどして競技を妨害した疑いが持たれている。
安全確保のため、このコースでのレースは中止。大会実行委は昨年12月、県警に被害届を提出した。