【ニューヨーク共同】国連は28日、米国が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」を再離脱するとの第2次トランプ政権からの通知を27日に受けたと明らかにした。国連によると、規定に基づき、来年1月27日に正式に離脱する。米国は、中国に次ぐ世界2位の温室効果ガス排出国。産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える協定の目標達成が危ぶまれる。
国連のドゥジャリク事務総長報道官は定例記者会見で、目標達成に向け「あらゆる努力を支持する」と強調した。
トランプ米大統領は就任初日の今月20日、協定からの再離脱を指示する大統領令に署名していた。