日本映画製作者連盟(映連)は29日、2024年の映画概況を発表した。興行収入(興収)は邦画が過去最高だった一方、洋画が23年に米国で起きた俳優や脚本家のストライキの影響で3割減らし、総額は前年比6.5%減の2069億円だった。入場者数は同7.1%減の1億4444万人だった。
記者会見で映連の島谷能成会長は洋画について「ストライキが終わった後も、停滞した企画の再開に時間がかかり大混乱したと聞く。非常に厳しい数字」と述べた。
総額の75.3%を占めた邦画興収は1558億円。100億円を超えたのは「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」と「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の2作。