中国の春節(旧正月)を祝う冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」が29日、長崎市の中心部で始まった。約1万5千個のランタンやオブジェが夜の街を赤や黄色に彩り、多くの観客が写真に収めるなどして楽しんだ。2月12日まで。
30回目の節目を迎える今年は物価高のあおりでメインオブジェの制作を初めて断念し、2017年に製作した高さ約10メートルの「百鳥」を再登板させた。鳳凰の周りに縁起が良いとされる鶴やオシドリなどを集めたデザインで、長寿と幸福を願う意味を込めたという。
午後6時ごろ、見物客が見守る中、カウントダウンを開始。ランタンやオブジェが一斉に点灯すると、大きな歓声が上がった。