鳥取県が人材確保策として、短時間勤務でも雇用形態が正職員と同じ「時短正職員」の制度を創設する方向で検討していることが分かった。非正規で単年度契約の「会計年度任用職員」の代替策とする想定。2月開会の県議会に条例案を提出し、2025年度からの導入を目指す。関係者が29日、明らかにした。
県によると、任期や理由、年齢を限定しない正職員の短時間勤務制が導入されれば全国初とみられる。保育士や看護師といった、資格が必要で人手が不足しているとされる職種が対象。育児をはじめとした事情で時短勤務を希望する人のニーズに応える狙いだ。