大相撲の第74代横綱に昇進した豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=の新しい綱を作る「綱打ち」が30日、東京都台東区の立浪部屋で行われた。綱は完成し、所属する出羽海一門の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)の指導により、雲竜型の土俵入りの練習に臨んだ。
綱打ちは出羽海一門の力士らによって実施され、綱をより合わせるようにして作られた。雲竜型は攻守兼備を表し、叔父の元横綱朝青龍も同じだった。
豊昇龍は初場所を12勝3敗で2度目の優勝を遂げ、29日に昇進が決定した。31日に東京・明治神宮で新横綱の推挙式と奉納土俵入りが行われ、昇進後初めて公の場で披露する。