財務省は30日、全国財務局長会議を開き、1月の経済情勢報告を公表した。景気の基調を示す総括判断で、全国11地域のうち、北海道を前回の2024年10月判断から「持ち直している」に引き上げた。残る東北や関東、近畿など10地域は据え置いた。
全国の景気の基調を示す全局総括判断は「一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しつつある」に据え置いた。据え置きは6四半期連続。個別項目では個人消費、生産活動、雇用情勢の判断を前回からいずれも据え置いた。
地域別では、北海道の個人消費を「持ち直しのテンポが緩やかになっている」から「持ち直している」に引き上げた。