札幌・ススキノのホテルで23年に起きた男性殺害、頭部切断事件で、殺人罪などで起訴された娘を手助けしたとして、殺人ほう助罪などに問われた精神科医の田村修被告(61)の裁判員裁判公判が30日、札幌地裁で開かれた。証人として出廷した妻浩子被告(62)は、検察官から、娘が事件前、男性とトラブルになり「絶対に見つけて仕返しをする。殺してやりたい」と言ったのではないかと指摘され「そういうことだ」と認めた。
検察側によると、浩子被告は娘の瑠奈被告(30)の発言について、逮捕前の事情聴取で説明したという。
浩子被告は事件で死体遺棄ほう助罪などに問われ、修被告と分離して公判が進められている。