【マニラ共同】フィリピン国家捜査局は30日、国家の安全保障を危険にさらす違法な情報収集を行っていたとして、中国人5人をスパイ容疑で新たに逮捕したと発表した。この集団はドローンなどを偵察に利用。南シナ海に面するパラワン島西岸で海軍部隊の映像情報を集めている様子などを確認したとしている。
国家捜査局は17日、情報通信機器を設置した車を走行させて偵察活動を行ったとして、スパイ容疑で中国軍の理工大学を卒業した中国人1人とフィリピン人2人をマニラで逮捕した。この追跡捜査で、今回の5人の逮捕に至ったとしている。
国家捜査局は逮捕に関する記者会見に5人を同席させた。