帝国データバンクは31日、2025年の食品値上げが1万5千~2万品目前後に達し、前年(1万2520品目)を大幅に上回る可能性があるとの見通しを発表した。円安による輸入物価の上昇や、賃上げに伴う人件費増加を要因とみている。
食品各社が値上げを発表した品目数は31日時点で8867品目に達し、24年1月31日時点の4556品目に比べ9割以上増加している。25年2月の値上げは1656品目で、前年同月から1.8%増加した。
2月の内訳は、冷凍食品などの「加工食品」が589品目で最も多かった。「調味料」が357品目、「菓子」が329品目で続いた。