覚醒剤約320キロを密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課や東京税関などは31日までに、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、横浜市神奈川区、カナダ国籍の会社役員ヤング・ビンス・ヤット・サム容疑者(38)を逮捕した。警視庁が2024年に押収した覚醒剤の中では最大量で、末端価格は約211億8600万円に上る。
逮捕容疑は共謀し、23年12月、工業用の大型機械の中に覚醒剤を隠して船に乗せ、米国から密輸した疑い。約1キロごとに分けられた袋が約320個見つかった。
薬物銃器対策課によると、覚醒剤は、容疑者が契約する埼玉県久喜市の倉庫に運び込まれていた。