厚生労働省は31日、全国約5千の定点医療機関から20~26日の1週間に報告されたインフルエンザの患者数が5万4594人で、1医療機関当たり11.06人だったと発表。前週比0.60倍。全ての都道府県で減少した。昨年末からのピークは越えたとみられるが、流行の警報水準は続いている。
日本感染症学会は、例年春先にかけて流行するB型の感染拡大に備え、ワクチン未接種の人に、これからでも接種することを勧める提言を発表した。高齢者や重症化リスクのある人には早期の受診や治療を推奨。マスク着用や手指衛生などの感染対策に関する意識が低くなったことが、今回の流行につながった可能性があると指摘した。