千葉県は31日、同県旭市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が新たに発生したと発表した。遺伝子検査で鳥インフルの陽性が確認されれば、県内で今季16例目となり、採卵用に育てていた約9万羽が殺処分対象となる。
匝瑳市と旭市の別の養鶏場で30日に明らかとなった疑い事例は、遺伝子検査の結果、鳥インフル陽性だった。高病原性の疑いがあり、採卵用と食肉用の計約15万8千羽を処分する。
県内の養鶏場では今季、北東部で発生が相次いでいる。2024年10月、香取市で今季1例目が判明。今年1月に入り銚子市と旭市で各6例、匝瑳市で2例の感染が確認された。