観光庁が31日公表した宿泊旅行統計によると、2024年に国内のホテル・旅館に泊まった人は延べ6億5149万人(速報)で、過去最多を更新した。これまで最多だった23年の6億1747万人から5.5%増加。このうち、外国人が円安を背景に38.8%増の1億6348万人で、全体を押し上げた。
日本人は2.3%減の4億8801万人だった。観光庁の担当者は「新型コロナウイルス禍後に高まった旅行ムードが一段落したのではないか」と分析している。
旅行客の宿泊エリアは東京、愛知、大阪など大都市圏に偏る傾向が続いている。
宿泊旅行統計は、例えば1人が7泊すると「7人」としている。