関西電力が31日発表した2024年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比3.2%増の3622億円だった。英国で配電をする傘下企業の株式を一部売却し特別利益630億円を計上して増益となった。企業の実態としてのもうける力を示す経常利益は28.7%減の4559億円。燃料費の変動を時間差で電気料金に転嫁する「燃料費調整制度」の差益減少が響いた。
売上高は、小売電気事業者への電力卸販売量が伸びて5.2%増の3兆1526億円で過去最高だった。総販売電力量は15.3%増の1143億キロワット時。
期間中に原発がどの程度稼働したかを示す原子力利用率は15.4ポイント増の92.1%。