【モスクワ共同】ロシア内務省は31日、日本政府が極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクに設置した日本センターで許可のない「違法な教育活動」があったと発表した。小事件を扱う調停裁判所の判決で、センター長が3万ルーブル(約4万7千円)の罰金を科されたと明らかにした。
発表によると、昨年9月に内務省が同センターを調査した際、許可を得ずに日本語講座を開催していることが判明したという。
林官房長官は31日の記者会見で、1996年の開設以降、問題はなかったとして「理解に苦しみ、極めて残念だ」と批判した。「多くの市民に日本語講座を提供し、対日理解の促進に大きく貢献してきた」と強調した。