31日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=153円台後半を付けた。東京市場では昨年12月中旬以来、約1カ月半ぶりの円高ドル安水準となった。日米金利差の縮小が意識され、円買いドル売りが先行した。ただトランプ米政権の関税政策に対する不透明感などから、午後には円を売ってドルを買う動きが優勢となった。
午後5時現在は前日比12銭円安ドル高の1ドル=154円65~66銭。ユーロは24銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円89~93銭。
市場では「円高ドル安が進んできたことから利益確定の円売りドル買いも入った」(外為ブローカー)との声があった。