奈良区検は31日、ビールを飲んで酒気を帯びた状態で自転車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)罪で奈良地検に勤務する40代の男性副検事を略式起訴した。奈良簡裁は同日、罰金10万円の略式命令を出し、副検事は即日納付した。地検は同日、減給100分の20(3カ月)の懲戒処分とした。
地検によると、副検事は昨年12月13日、飲食店でビールなどを飲み、帰宅するため奈良市で酒気を帯びた状態で自転車を運転し、県警に摘発された。地検の聞き取りに対し、違法性を認識していたことを認め「早く帰宅したかった」と話したという。私的な会合の飲食だった。