京都市東山区の八坂神社で1日、節分祭が始まった。華やかな着物姿の舞妓らが1年の幸せや無病息災を願いながら、参拝客らに向かって豆をまいた。つかんだ人の周囲から歓声が上がるなど、境内はにぎわった。祭りは2日まで。
京都五花街の一つ、先斗町の舞妓2人が午後1時ごろから本殿前で舞を奉納。扇をひらめかせ、しとやかに踊った。その後、豆の入った小袋を年男や年女らとともに笑顔でまくと、宙に浮く袋に参拝客らが手を伸ばしていた。
家族でたくさんの小袋をつかんだ滋賀県野洲市の大学生原田滉平さん(21)は「幸せな1年になれば」と話した。