【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は1日、ウガンダの首都カンパラでエボラ出血熱を発症した男性看護師の死亡を確認したと発表した。同国は2022年9月ごろにエボラ熱が流行し始め、23年1月に終息を宣言していた。WHOは、現時点でウガンダへの渡航や貿易を制限する必要はないとしている。
WHOによると、男性が感染したのは「スーダン株」のエボラウイルス。腹痛などを伴う急な発熱と、数日後の吐き気といった特徴があり、致死率は高い。
男性は1月20~21日に発症し、29日に多臓器不全により病院で死亡した。男性に接触したのは、医療関係者34人と家族11人の計45人だった。