高校生が観光地の魅力などを5分間の動画にまとめて競う「観光甲子園2024」決勝大会が2日、神戸市で開かれ、「地域探究部門」で京都文教高(京都市)、「空飛ぶクルマ部門」で徳島県立池田高(同県三好市)がそれぞれグランプリを獲得した。
地域探究部門では、伝統産業や1次産業の担い手不足など多様な地域課題を解決するプランを企画した。京都文教高は、京都府に多くの大学生が居住していることに着目。伝統産業などに興味のある学生がプレゼンターとなり、観光客とともに学びながら街を巡るツアーを提案した。
空飛ぶクルマ部門では地元密着型の観光メニューや新たな発想による移動ビジネスを企画。池田高は地元に平家の落人が逃げてきたという伝説を題材に、縁のある徳島、香川、高知の3県を空飛ぶクルマで巡るツアーを提案した。
一般社団法人「NEXT TOURISM」(神戸市)が主催。地域探究部門では全国の123校385チーム、空飛ぶクルマ部門は54校124チームが参加、決勝には10校10チームが進んだ。