4月に宝塚歌劇団を退団する宙組トップスターの芹香斗亜さんが2日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で「宝塚110年の恋のうた」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。
サヨナラショーの後、芹香さんは「たくさんの役や作品からは生き方を、仲間との出会いからは自分自身と向き合う強さを学んだ。この劇場は夢と希望にあふれている。私は幸せです」とあいさつした。
芹香さんは神戸市出身で2007年に初舞台。星組、花組を経て17年に宙組に配属され、23年6月にトップスターに就いた。宙組では、同年9月に所属俳優が急死した問題を受け、昨年6月まで公演を休止していた。