札幌市の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で5日間にわたって開かれたeスポーツの世界大会が2日、閉幕した。期間中に約3万4千枚のチケットが売れ、2日も多くのファンが選手のプレーに熱狂した。賞金総額は200万ドル(約3億1千万円)。来場者は「これだけの規模の大会を会場で見る機会はもうないかも」と興奮した様子で話した。
人気オンラインゲーム「エーペックスレジェンズ」の世界一を目指し、北米や欧州など各地の大会を勝ち抜いた40チームが参加。今回は年間王者を決める大会で、1チーム3人での熱戦の末、ギリシャのチームが優勝し、賞金60万ドルを手にした。
札幌市はゲーム関連企業の拠点が多く、市も開催を後押し。会場にはグッズ販売コーナーや同作品を無料でプレーできるスペースも設けられた。配信当初からプレーしているという同市のアルバイト従業員藤盛涼さん(23)は「世界的なゲームの大会が札幌で開かれるのはすごいこと。選手のプレーのレベルも高かった」と笑顔で話した。