埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、地元消防は2日、中断していた運転手とみられる男性(74)の救助活動を、同日未明に一部再開したと明らかにした。穴の中の水位が上昇した影響で、1日夕方から重機によるがれき撤去作業などを取りやめていた。ただ水の流入は断続的に続いており、本格的な捜索活動の再開は見通せていない。
大野元裕知事は2日の危機対策会議で「救出や復旧までに、さらなる時間がかかる可能性が高い」との見解を示した。
県によると、穴の中に重機を投入するためのスロープが1日午前に完成した。内部で重機を使った作業を始めたが、がれきの隙間から水が湧き出ていることが判明した。