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毒物カレー、林死刑囚が特別抗告 2回目の再審請求、棄却決定不服

共同通信 2025年2月3日 11時24分

 1998年に和歌山市で4人が死亡した毒物カレー事件で、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(63)は3日までに、再審開始を認めなかった大阪高裁決定を不服として、最高裁に特別抗告した。1月29日付。

 2021年5月に和歌山地裁に申し立てた2回目の再審請求。地裁が23年1月に棄却し、高裁が今年1月27日に即時抗告を棄却する決定を出した。

 林死刑囚は、青酸化合物の鑑定結果を「新証拠」とし、亡くなった4人は青酸中毒の可能性があり、第三者による犯行で無罪だと主張している。高裁決定は、鑑定結果について「確定審でも提出されており、再審に必要な新証拠とは言えない」と指摘した。

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