国土交通省能登復興事務所は3日、能登半島地震で被災した国道249号を中心とする道路沿いの観光促進に向けた検討会を、石川県七尾市で開いた。半島沿岸部を通る道路を「絶景海道」と命名し、車やバイク、自転車で周遊できるよう整備し、被災地への誘客と地域活性化を目指す。
検討会は観光や景観の専門家、地元市町の担当者ら計16人で構成。ルートは、石川県志賀町と七尾市以北の沿岸を通る国道249号や県道などを想定している。
この日は委員から、海岸や棚田など能登の里山里海の景観を生かした情報発信が重要だとの意見が出された。沿岸部だけでなく周辺道路も含めた整備や、各市町の連携を求める声も上がった。