東京・歌舞伎町のカラオケ店で昨年8月、中学1年の女子生徒に性的暴行を加えたとして、不同意性交罪に問われた元衆院議員の椎木保被告(58)に東京地裁は3日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
村田千香子裁判長は判決理由で「被害者の未熟さに乗じた犯行は卑劣で、心身への影響も軽視できない」と非難。一方、元議員としての立場を悪用しておらず、謝罪や賠償金の支払いを済ませているとして、執行猶予付き判決が相当とした。
被告は2012年の衆院選で旧日本維新の会から千葉13区に立候補し、比例復活で初当選。衆院議員を2期務めた。