原子力規制委員会は3日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)で使用済み核燃料を保管する乾式貯蔵施設2カ所の建設予定地を調査した。規制委の山岡耕春委員は記者団の取材に応じ「予定地のそばの斜面が影響するか重点的に調べた。初めて分かった点もあり(関電に)もう少し詳しく資料を出してほしいと指摘した」と述べた。
予定地のうち1カ所は山を切り崩して整地した海抜88メートルにあり、周辺斜面が崩れて容器が破損したり、埋もれたりする危険性がないか議論されている。山岡氏ら8人は関電から予定地の広さや地形の説明を受け、斜面との位置関係を歩いて確認した。