全国の書店員が投票で選ぶ2025年本屋大賞のノミネート作品が3日発表された。昨年の大賞受賞作の続編となる宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)や、山口未桜さんのデビュー作で鮎川哲也賞を受賞した「禁忌の子」(東京創元社)など計10作品が選ばれた。
23年12月から昨年11月までに刊行された小説が対象。書店員の投票で上位10作をノミネートし、2次投票を経て、4月9日に大賞を発表する。
他の候補作は次の通り。(敬称略)
早見和真「アルプス席の母」(小学館)▽阿部暁子「カフネ」(講談社)▽一穂ミチ「恋とか愛とかやさしさなら」(小学館)▽野崎まど「小説」(講談社)▽金子玲介「死んだ山田と教室」(講談社)▽恩田陸「spring」(筑摩書房)▽朝井リョウ「生殖記」(小学館)▽青山美智子「人魚が逃げた」(PHP研究所)