セブン&アイ・ホールディングスが売却を進めている傘下のイトーヨーカ堂などの中間持ち株会社を巡り、買収提案したファンド3社がそれぞれ不動産大手のヒューリックに参加を要請していたことが4日、分かった。ヨーカ堂の店舗改装など商業施設の開発実績のあるヒューリックと企業連合を組み、好立地が多い店舗の不動産を有効活用する狙いとみられる。
中間持ち株会社はヨーク・ホールディングス(HD)。関係者によると、ヒューリックとファンド3社とはいずれも事業上の付き合いがあり、買収提案の内容やセブン側の意向を見極めた上で判断する。