林芳正官房長官は4日の記者会見で、中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成人工知能(AI)について「個人情報を含むデータは中国のサーバーに保存され、中国の法令が適用される」と述べた。ディープシークのAIは性能の高さに注目が集まる一方、中国政府への情報漏えいリスクが指摘されており、注意を喚起した形だ。
個人情報保護委員会は3日、ディープシークが示している個人情報保護方針は中国語と英語のみのため日本の利用者がその内容を把握することは難しいとし、ウェブページで留意を促した。林氏は「個人情報保護の観点から国民に情報提供を行った」と語った。