石破茂首相は4日の衆院予算委員会で、他の候補者の当選を目的として立候補する「2馬力」の選挙運動を禁止する法改正の必要性に言及した。「どう考えてもおかしい。各党の合意を得て、法改正をはじめ誰もが納得する運動のあり方を確立するのは喫緊の課題だ」と述べた。オーバーツーリズムの問題点が指摘される訪日客向けの消費税免税の廃止について、否定的な見解を示した。
立民の大西健介氏が、免税措置に関し「インバウンド(訪日客)の促進策として実施されたが、もはやステージが変わった」と廃止を提案した。首相は「オーバーツーリズムが大変だから、措置をやめるというのはいささか論理の飛躍がある」と指摘した。