陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は4日、滋賀県高島市の饗庭野演習場で3日に実施した射撃訓練でりゅう弾砲の着弾が確認できなかったと発表した。演習場の外に着弾した可能性が否定できないとしている。
陸自によると、訓練の際に撮影した映像を確認した結果、本来は一つ入れる火薬を二つ入れていたことが判明。火薬の量が増えたことで、りゅう弾の距離が延びた可能性が高いとしている。
3日午後2時40分ごろ、日本原駐屯地(岡山県奈義町)の部隊が演習場で、155ミリりゅう弾砲を発射。着弾が確認できなかったため捜索を始めた。4日までに外部から被害の連絡はないとしている。