自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は4日、顧問を務める「保守団結の会」の会合で、旧姓の通称使用拡大を訴えた。「自民党は通称使用を拡大し、利便性を高めると何度も選挙で約束してきた。早期に実現することが一番だ」と述べ、選択的夫婦別姓制度導入を推進する与野党の動きをけん制した。
高市氏は、姓変更に伴う社会生活上の不便を解消するため、運転免許証やパスポートといった公的証明書で認められている旧姓の併記を幅広く使える仕組みを提起している。
党の「氏制度の在り方に関する作業チーム」も幹部会合を国会内で開催した。出席者の一人は、2月中に全体会合を開きたいとの考えを記者団に示した。