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「牛若丸」吉田義男さん死去 1985年阪神初の日本一監督

共同通信 2025年2月4日 18時2分

 プロ野球阪神の名遊撃手で、監督として1985年に球団初の日本一を達成した吉田義男(よしだ・よしお)さんが3日午前5時16分、脳梗塞のため死去した。91歳。京都府出身。阪神が4日に発表した。

 京都・山城高から進んだ立命館大を1年で中退して53年に阪神入りし、1年目からレギュラーをつかんだ。軽快かつ華麗な守備で「牛若丸」の異名を取り、ベストナインに9度選ばれた。盗塁王に2度輝き、55年には最多安打を記録した。

 阪神一筋でプレーして69年に引退後、監督を3度務めた。2度目に就任した85年にランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布ら強力打線を束ねて21年ぶりのセ・リーグ制覇を成し遂げた。日本シリーズでは西武を4勝2敗で破って人気球団を初めて日本一に導いた。

 92年に野球殿堂入り。背番号「23」は阪神の永久欠番。

 通算2007試合出場で1864安打、打率2割6分7厘、66本塁打、434打点、350盗塁。監督通算484勝511敗56分け。

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