4日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比29銭円高ドル安の1ドル=155円32~34銭。ユーロは1円05銭円安ユーロ高の1ユーロ=160円16~20銭。
トランプ米大統領が打ち出した関税強化策を巡り、中国が米国からの輸入品に追加関税を課すと発表したことで、世界経済の減速が懸念されて比較的安全な資産とされる円が買われた。一方、メキシコとカナダに対する関税発動の延期を背景に、円を売ってドルを買い戻す場面もあった。
市場では「しばらくは米国の関税政策を巡る思惑で相場が動きそうだ」(外為ブローカー)との声があった。