日本航空は4日、赤坂祐二会長と鳥取三津子社長の月額報酬をそれぞれ2カ月間30%減額するなど役員8人に対する処分を発表した。国際線で昨年12月、機長と副機長が乗務前日に過度な飲酒を行ったことで出発が遅れ、国土交通省から業務改善勧告を受けたのに伴う措置。
このほか斎藤祐二副社長の報酬を1カ月間20%減額し、運航の可否を判断するオペレーション本部長の執行役員ら5人を報酬減額や解任、降任といった処分とした。
斎藤副社長は記者会見で「ご迷惑やご心配をおかけしておわび申し上げる。信頼回復に努める」と陳謝した。