北海道東部は3日夜から大雪となり、12時間で観測史上最大の120センチの降雪量を記録した帯広市では4日、公共サービスの停止など生活への影響が広がった。市民からは「こんな大雪は初めて」と驚く声が聞かれた。
同市は4日、大雪のためごみ収集車が出動できず収集を中止。市の担当者は「車の立ち往生は数え切れない」と話す。日本郵便によると、同市など十勝地方で郵便局の窓口業務を中止し、集配業務に影響が出た。列車の運休も相次ぎ、JR帯広駅構内では職員が雪かきに追われた。
同市におよそ50年住んでいる無職の藤浦義弘さん(90)は、自宅が一夜にして背丈ほどの雪に覆われ「こんな大雪は初めてだ。家の周りの生活道路にはまだ除雪車が来ておらず、外に出られる状況じゃない」と訴えた。
釧路市でも多くの人が雪かきに奮闘。