1999年に名古屋市西区のアパートで住人の主婦高羽奈美子さん＝当時（32）＝が殺害された未解決事件で、有力情報の提供者に支払う公的懸賞金（捜査特別報奨金）の受け付けが1年延長されたことを受け、夫悟さん（68）と愛知県警の捜査員35人ほどが5日、現場の近くの名鉄上小田井駅などで情報提供を呼びかけ、事件解決を訴えた。
悟さんらは午前7時半すぎから、犯人の特徴や事件の概要を記載したチラシ入りのティッシュを配布。発生から25年を迎えた昨年11月の活動以降も情報提供を受けたといい、悟さんは「改めて事件に関心を持って、ささいなことでも教えてもらえれば」と話した。
事件は99年11月13日に発生。奈美子さんは、同市西区稲生町のアパートで首などを複数箇所刺されて亡くなった。発見時部屋にいた当時2歳の長男は無事だった。
県警によると、犯人は現在60～70代で、血液型がB型の女。身長約160センチ、靴のサイズは24センチ。どちらかの手に傷が残っている可能性がある。
情報提供は西署刑事課、電話052（531）0110。