国の新型コロナウイルス対策の支援金をだまし取ったとして、警視庁公安部は5日、詐欺の疑いで、東京都内で中国料理店を展開する「東湖」(港区)代表取締役で中国籍の徐耀華容疑者(62)=新宿区=と、元社員の小島敬太容疑者(28)=江戸川区=を逮捕した。捜査関係者によると、徐容疑者は在日本中国大使館の元3等書記官。
逮捕容疑は共謀して2020~22年、小島容疑者が、会社の指示で仕事を休んだのに休業手当を受け取れていないと装ってうその申請をし、国の支援金を13回にわたり振り込ませ、計約370万円を詐取した疑い。